
肝臓は悪化の症状がなかなか自覚しにくく、自覚できるような段階にきてしまうとほとんど手遅れのような段階まで進んでいます。
その為、肝臓はサイレントキラーという別名があり病気になっても症状が表れないことが多いです。
この記事には
- プロペシアの副作用は?
- プロペシアの副作用と肝機能の関係は?
- 肝機能に障害を感じたらどうしたらいいのか?
という質問に答えるような記事になっています。
是非参考にしてみてください。
目次
プロペシアの副作用や禁忌は?
プロペシアの有効成分のフィナステリドはAGAに対して有効な効果を発揮する反面、劇薬に分類されており、
- 起きる可能性は低いですが副作用
- 禁忌
を持ちます。
具体的に副作用は
- 肝機能障害
- ED・精力の減退
- やる気の喪失、軽い欝症状
などがあり禁忌としては、
- 女性
- 妊活中の男性
には気をつけて欲しいです。
その理由としては
- 女性のホルモンバランスを乱す
- 男性に精子の質を下げることがある
という事がプロペシアを服用することで起きるからです。
特に女性は日本皮膚科学会からの評価としても「オススメ出来ない Dランク」をとっていることからも分かるように、危険ですので、服用は控えましょう。
関連記事:フィナステリドについて
肝機能にプロペシアは影響を与える?
プロペシアは肝機能に悪影響を与えることが分かっています。
しかしその発生率は0.2%ですし、この数字はブラインド試験でも偽薬と比較してもほとんど偽薬と変わらないような副作用の発生率です。
つまりプロペシアの服用と肝機能の低下はあまり相関性が見られないようです。
肝機能が下がってしまうと起こってしまう身体の兆候?
しかし、AGAの治療では長期間プロペシア服用をしていくことになります。
その長い期間の中では、あなたの体調が優れず副作用が出やすい時期がきっとあるでしょう。
肝臓は冒頭でも述べたように、障害が出てもほとんど自覚できないのが特徴的な臓器です。
肝臓自体に痛みなどはないのですが、肝機能が弱まることで次のような身体に影響が出ます。
- 疲れやすい
- お酒が抜けにくい
- むくみやすい
このような変化は肝機能が低下している可能性が高いです。
肝臓が負傷してしまうと取り返しのつかないことになりかねませんので、プロペシアを服用し始めてからのこのような変化には気をつけましょう。
肝機能が下がっていると肝機能の障害は起きやすい
病院などの医療機関ではALT(GPT)を使って肝機能の異常を判断します。
ALT(GPT)の数値が上がりすぎていると(具体的には31IU/Lの数値を超えてしまうと) 肝機能は異常があるとみなされます。
病院にいって肝臓の数値を測った場合に、このような数値になってしまっていたら医師と相談し服用を中止するなどの支持を受けましょう。
AGA治療の前には肝機能を病院でチェック
プロペシアのブラインド試験の結果ではプロペシアと肝機能の低下の相関性は見えるとは言いにくいですが、プロペシアを服用していく前から肝機能が良くなかったというのは十分に考えられます。
もし、肝臓が弱ってるのではないかと気になる人は病院でAGA治療を始める前にチェックしておくといいでしょう。
肝機能の障害を感じたら…
プロペシアの添付文章には下記のような記載があります。
肝機能障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切など適切な処置を行うこと。
また具体的には
次のような症状が又は異常があらわれた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
として上でそのときには
AST(GOT)値、ALT(GPT)値、γ-GTP値の上昇
を基準としてその変化を数値化することが記載されています。
服用を止めるのは最終的な判断ですが、日常の中で私達が肝臓の為にやれることは沢山あります。
- 喫煙や飲酒を控える
- 食事のバランスをよくする
- 便秘を解消する
- 質のいい睡眠をとる
- 有酸素運動を日常にとりいれる
キーワードは
- 「デトックス」
- 「身体的精神的なリフレッシュ」
です。
肝機能改善やAGAの治療という観点だけでなくあなたのQOLをあげるものになりますので、ちょっとずつでも取り入れてみましょう。
まとめ
- プロペシア
- 肝機能の低下
の関係は限りなく小さいといえそうです。
しかし肝臓のという臓器の性質上また、AGA治療の長さを考えると「肝機能の低下」は無視できない問題です。
肝臓は
- 毒素の代謝
- エネルギーの源を身体に送る
という働きをし、プロペシアを代謝して全身に送るためにも大切な役割を果たします。
つまり肝臓はあなたのAGA治療だけでなく生活のQOLの高さも左右しかねない大切な臓器です。
上記で書いたような肝機能の低下のシグナルにいち早く気づき、重篤な危険を回避しましょう。
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