外用で使われるグリチルリチン酸にはどんな副作用がある?

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今回は、外用薬で使用されている「グリチルリチン酸」の副作用について調べてみたいと思います。

その前に、まずはグリチルリチン酸についておさらいをしてみましょう。

グリチルリチン酸とは?

グリチルリチン酸は、生薬である「甘草(カンゾウ)」などに含まれる成分で様々な作用をもつお薬です。

グリチルリチン酸の作用には、

・抗炎症作用
・免疫調節作用
・肝細胞への作用
・ウイルス増殖抑制作用

などがあるとされています。

さらに、グリチルリチン酸の「育毛剤での影響力」を見ていきましょう。

外用育毛剤での有効成分

抗炎症作用や抗アレルギー作用

・抗炎症
・抗アレルギー作用

に期待がもて、
皮脂の過剰分泌で毛穴が詰まると頭皮に炎症が起こり、また、お肌が敏感肌だったりすると頭皮にアレルギー反応を起こす場合もあります。

そして、このどちらも薄毛の原因となりますが、グリチルリチン酸ジカリウムを使用することで、薄毛の原因である

・炎症
・アレルギー反応

を抑えることが可能となります。

毛髪が成長しやすい頭皮環境を整えることが、抜け毛や薄毛の対策として重要なことですが、それが可能となり、抜け毛の予防や毛髪の成長を促進させる作用をグリチルリチン酸ジカリウムは持っています。

殺菌作用

頭皮の皮脂過剰分泌は雑菌の増殖を招いてしまい、
また頭皮が乾燥してしまうことで、頭皮のバリア機能を弱めてしまい、これにより雑菌の影響を受けやすくなってしまうのですが、ここでの殺菌作用で役立っています。

かゆみやフケの原因を防止

かゆみが出ると無意識のうちに頭皮を掻きむしったり、そのせいでフケが出てしまったりします。

また、掻くことで頭皮が傷つく原因になり、新陳代謝も悪くなりヘアサイクルも乱れてしまいます。

このことによりフケもさらに出やすくなってしまうのですが、グリチルリチン酸ジカリウムの高殺菌作用により頭皮の雑菌を防止することができます。

フケ、かゆみを抑えることができるので、これにより頭皮環境をいつでも清潔にキープすることができます。

毛母細胞のサポート作用

毛母細胞の機能調整もしてくれるのがグリチルリチン酸ジカリウムで、「カリウム」は「細胞の成長や分裂などエネルギー代謝に深く関わっているもの」です。

カリウム不足になると毛母細胞の機能が低下してしまうので、毛髪の成長にも影響を及ぼしてしまうのですが、グリチルリチン酸ジカリウムにはカリウムが含まれているので、毛母細胞の機能のサポートをしてくれるとされています。

さて、こんな良いことづくめのグリチルリチン酸ですが副作用はないのでしょうか?

 

グリチルリチン酸の副作用

アトピー性皮膚炎の悪化因子

グリチルリチン酸は、強い抗炎症作用を有しており、その構造式は、「副腎皮質ホルモンの一つ」である「塩類代謝ホルモン」と類似した構造式を持っています。

外用のステロイド剤におけるもっとも大きなリスクとは、副腎皮質ホルモンが持つ直接の副作用よりも、免疫を抑制することで皮膚のバリア機能を低下させることによって生じる「アトピー性皮膚炎の悪化因子」の側面が強いといえるでしょう。

そして、同じ免疫抑制効果があるグリチルリチン酸にも、バリア機能低下によるアトピー性皮膚炎の悪化要因というリスクは避けられないものがあります。

ただ、グリチルリチン酸はステロイド剤ほど、炎症を抑える効果が強いものではないので副作用も弱い傾向が見られます。

その上、皮膚からの吸収もされにくい性質ですので、効果も弱い→副作用も弱いということは確かなものです。

しかしながら、副作用の症状が見られた場合には、その症状はステロイド剤で見られる「リバウンド症状」と類似しています。

偽アルドステロン症

また、グリチルリチン酸ジカリウムは、1日の摂取量が40mgを超えると、「偽アルドステロン症」という症状が現れる可能性があります。

過剰に摂取した場合は、

・手足のしびれ
・むくみ
・頭痛
・吐き気

などの副作用が現れることもありますが、これは経口用とした時に起こる副作用の症状によるものです。

外用の場合の化粧品や育毛剤などのグリチルリチン酸ジカリウムの含有量は、「100gあたり0.5%未満」と薬事法で決められているのでお肌に塗っている限りでは副作用の心配はないという認識で良いでしょう。

しかしながら、すべての方にかぶれやアレルギーなどが起こらないというわけではないので、使用時には「パッチテスト」をしてから使うようにしましょう。
 

まとめ

外用で使われるグリチルリチン酸の副作用ですが、外用の場合の含有量は、「100gあたり0.5%未満」と薬事法で決められています。

なので、お肌に塗って使用する限りでは副作用の心配はありません。

しかしながら、お肌の弱い方や季節の変わり目や体質の変化などで、お肌に合わない方もいるので使用時には「パッチテスト」で確かめてから使いましょう。

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