黒酢って何?

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黒酢は、農林水産省においてJAS規格としてしっかり定義付けがされています。

「米または米に大麦もしくは小麦のみを加えたものを原料としたもので、穀物酢1lあたり原料が180g以上使用されており、発酵や熟成の過程によって褐色または黒褐色になったもの」のみが、日本において黒酢と認められているのです。

黒酢は長い発酵の期間を設定する事で、一般的な穀物酢のなんと10倍以上ものアミノ酸を含みます。

このアミノ酸量のおかげで、黒酢は多岐にわたる健康効果を人間に与えてくれるんですよ。

黒酢に含まれる成分とその働き

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黒酢には、豊富なアミノ酸以外にも、以下のような成分が含有されています。

  • 酢酸
  • アミノ酸
  • 有機酸
  • ビタミンB群

それぞれの成分がどのような働きを持つのか、詳しく見ていきましょう。

酢酸

酢酸は、黒酢の主成分となる成分であり、体内に入るとクエン酸に変換されます。

体内でクエン酸に変換される事で、

  • 代謝の促進
  • 血圧の安定化
  • 血糖値の上昇抑制

という健康には欠かす事のできない作用を示すようになります。

クエン酸回路の促進

クエン酸はエネルギーを生み出すためのクエン酸回路に関わる成分の一つであり、クエン酸を摂取する事で、スムーズに食べ物からエネルギーを生成する事が可能になり、細胞の活性化や体の循環系をスムーズに機能させられるようになります。

血圧の安定化

酢酸は、消費者庁から血圧安定作用について特定保健用食品としての表示が許可されています。

高血圧を発生させる要因の一つに、アンジオテンシン変換酵素(ACE)が挙げられるのですが、酢酸はACEを阻害する事で、高血圧を予防する作用が認められているのです。

血糖値の上昇抑制

酢酸には、胃に食べ物を長く滞留させる作用があり、この作用によって腸にゆっくりと食べ物が流れるようになります。

すると、血糖値の急上昇が抑制され、インスリンの分泌が抑えられます。

インスリンには、体脂肪を貯蔵する働きがあるため、インスリンの分泌を抑制する事で、糖尿病などの生活習慣病を予防する事ができます。

アミノ酸

黒酢の健康効果を支えるのが、豊富でバランスよく含有されているアミノ酸です。

特に黒酢には、以下の通り、体内では合成できず食物からの摂取が必要である必須アミノ酸が9種類のうち8種類も含まれているんですよ。

  • バリン
  • ヒスチジン
  • リジン
  • フェニルアラニン
  • メチオニン
  • ロイシン
  • イソロイシン
  • スレオニン

アミノ酸には、生命維持に必要なありとあらゆる働きがありますが、特に精力や健康に重要な作用は、

  • 抗肥満作用
  • 血流促進作用
  • 水分や老廃物の排出作用
  • コラーゲン生成作用
  • 血圧安定作用

の5つが挙げられます。

脂肪の分解促進

アミノ酸には、脂肪分解酵素であるリパーゼの働きを活性化する作用があります。

リパーゼを活性化する事で、効率よく脂肪を燃焼させる事ができます。

脂肪の合成抑制

アミノ酸のうち、

  • フェニルアラニン
  • バリン
  • メチオニン
  • ロイシン
  • リジン

には脂肪の合成を抑制する働きがあります。

つまり、アミノ酸には、肥満を事前に防止する効果もあるのです。

過剰な水分や老廃物の排出

アミノ酸には、むくみや便秘の原因となる体内の過剰な水分や老廃物の排出を担うアルブミンという物質を生成する働きがあります。

アルブミンが増える事で、スムーズに水分と老廃物の排出を行えるようになり、腸の動きも活性化します。

血管の拡張

アミノ酸の中でも、特にアルギニンには、血液中の一酸化窒素(NO)の量を増やす作用があります。

NOは、血管のメンテナンス係としての役割があり、血管を修復したり、血管を拡張して血流を増加させる働きがあります。

コラーゲン合成促進

コラーゲンは美肌の維持だけではなく、健康的な骨や血管を維持するために欠かせない成分です。

アミノ酸のうち、アラニン・グリシン・プロリンはコラーゲンの主成分となるため、コラーゲンの生成をサポートする効果があります。

血圧の調整

アミノ酸単体ではありませんが、アミノ酸が2~10個程度結合したオリゴペプチドには、血圧を調整し、血圧を正常に安定化させる作用が認められています。

有機酸

黒酢には、酢酸以外にも、

  • リンゴ酸
  • フマル酸
  • コハク酸

などの有機酸が含有されています。

有機酸は、腸内の環境をきれいに整え、腸の動きを活性化させる作用があります。

また、カルシウムの吸収をサポートする働きもあるんですよ。

ビタミンB群

黒酢には、ビタミンやミネラルも豊富に含まれています。

特に多く含有されているビタミンB群は、あらゆる代謝活動に必要不可欠な栄養素です。

ビタミンB群は体内に蓄積できないビタミンですので、日々食事からの摂取が求められます。

黒酢は代謝を活性化させるビタミンB群の良い補給源ともなるのです。

黒酢の効果

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黒酢には、豊富な酢酸とアミノ酸だけではなく、有機酸やビタミンB群が含有されている事で、体に出てくる不快な症状を緩和し、美しく活力のある生活を人間に提供してくれます。

黒酢の摂取によって得られる代表的な効果は以下の通りとなります。

血流改善

黒酢には、血管拡張作用のあるアミノ酸が含有されているため、血流量を増加させる効果が期待できます。

それだけではなく、血圧を安定させる作用や血液をドロドロにしてしまう血糖値の上昇を緩和する作用、脂質を減少させる作用があるため、血液をサラサラにして流動性を向上させる効果もあります。

つまり、黒酢には、血流の増加と血液のサラサラ作用のダブルの効果で血流を改善させる力があるのです。

勃起力向上

血流が改善する事で恩恵が得られるのが、ぺニスです。

ぺニスの勃起には、血流量の増大が必要不可欠ですが、黒酢を摂取する事で、血流が改善し、勃起力が向上するのです。

生活習慣病の予防・改善

生活習慣病の温床となるのが、

  • 血糖値やコレステロール値の上昇
  • メタボリックシンドローム

です。

黒酢には、酢酸による血糖値上昇抑制作用があり、さらには人を対象にした研究によって悪玉コレステロールのみを減少させる作用が報告されています。

これらの作用によって動脈硬化を予防・改善する事が可能です。

また、黒酢にはアミノ酸由来の脂肪分解促進および脂肪合成抑制作用があるため、メタボリックシンドロームを予防・改善する事ができます。

ダイエット効果

黒酢には、脂肪を分解するだけではなく、脂肪の合成を抑制するアミノ酸が豊富に含有されているため、ダイエットを効果的にサポートする働きがあります。

また、水分と老廃物の排出を担うアルブミンを合成する作用もあるため、きれいに健康的に痩せる効果も期待できます。

美肌効果

黒酢には、コラーゲンの主成分となるアミノ酸が含まれているため、肌のハリ・ツヤを維持・改善する効果があります。

また、血流の改善や代謝の促進効果もあるので、肌に十分な栄養素が届き、肌細胞の生まれ変わりを促進する事ができます。

疲労の回復

黒酢の主成分となる酢酸は体内でクエン酸に変換され、クエン酸回路を活性化させます。

クエン酸回路はエネルギーを生み出す重要な代謝反応ですので、疲労時に黒酢を摂取する事で、細胞を活性化させ、体の循環をスムーズにする事で、疲労を回復させる事ができます。

参考サイト

わかさ生活
http://www.wakasanohimitsu.jp/

サプリメント大学
http://www.supkomi.com/

元看護師おばあちゃん「効果効能」の知恵ブログ
http://nurse-web.jp/

黒酢の摂取量と副作用

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黒酢の1日あたりの摂取目安量は、15~30mlとなっています。

黒酢は空腹状態ですと胃に負担をかけてしまうため、食後に摂取するようにしましょう。

また、原液をそのまま飲んでしまうと消化器官を傷めてしまう原因となるため、必ず水や牛乳などで希釈してから飲むようにしてください。

副作用においては、飲み方と摂取量にさえ注意すれば、心配する必要はありません。

ただし、胃腸が弱い方は腹痛などを呈する場合があるので、注意しましょう。

また、酸で歯が溶けてしまう酸蝕歯の危険もあるため、摂取後は水で口をすすぎ、30分以上開けてから歯磨きを行うようにしてください。

まとめ

  • 代謝を高めたいという方
  • 血流を改善したい

という方に黒酢はおすすめの食品です。

安心安全のもと精力をアップさせたいという男性にもおすすめですが、黒酢自体に直接精力を上げる効果はないため、即効性は期待できません。

黒酢はどちらかと言えば精力アップよりも、健康の維持に利用するとよいでしょう。