ヨヒンビンって何?

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ヨヒンビンとは、今までご紹介してきた精力剤に含有される食材とは異なり、精力アップ効果を示す成分そのものを指します。

由来は、西アフリカ原産のヨヒンベという植物であり、ヨヒンビンは、ヨヒンベの葉や樹皮などから抽出された物質です。

原住民の間では、ヨヒンベのエキスが昔から精力増強のために愛用されてきましたが、現在一般的に用いられているヨヒンビンは人工的に合成・精製されたヨヒンビン塩酸塩となっています。

塩酸ヨヒンビンと呼ばれている物は、ヨヒンビン塩酸塩の旧称であり、同一の物質です。

ヨヒンビンは強力な作用を持っているため、日本やアメリカ、カナダなどでは医薬品として登録されています。

ヨヒンビンの成分

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他の精力剤とは違い、ヨヒンビン自体が精力増強に効果を示す成分です。

ヨヒンベエキスとして販売されている物は、有効成分であるヨヒンビン以外の不純物を含有し、粗悪な物が多く出回っているため、購入は避けた方がよいでしょう。

ヨヒンビンの作用機序

ヨヒンビンは体内でどのような作用を示すのか、ある程度明らかになっています。

最も注目されている作用は、交感神経α2受容体のブロックとセロトニンへの拮抗作用です。

人間の生体反応は自律神経によって制御されており、

  • 興奮・活動を司る交感神経
  • リラックス・休息を司る副交感神経

の2つのバランスによって調整されています。

交感神経α2受容体は、交感神経の活性化に重要な役割を果たしており、ヨヒンビンはこの受容体をブロックする事で交感神経の活性化を阻害し、副交感神経の活性化を促します。

また、セロトニンは神経伝達物質の一つであり、ヨヒンビンはセロトニンに対して拮抗作用を示す事で、セロトニンが働く神経系を阻害する働きを持っています。

ヨヒンビンの効果

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ヨヒンビンの効果は、交感神経の活性化抑制とセロトニン神経系の阻害によってもたらされます。

ED改善

勃起は体が興奮状態になった時に促進されると認識されがちですが、これは間違いです。

性行為というのは敵に攻撃する隙を与えてしまうため、生物学的には敵がおらず戦闘体制にならなくてよい時に行います。

つまり、副交感神経が活発な時に性行為は行われるのです。

その証拠に勃起は、副交感神経によって促進され、交感神経によってぺニスは萎縮してしまいます。

ヨヒンビンは、交感神経を抑制し副交感神経を活性化させる事で、勃起を促進し、ED改善に効果を示します。

また、EDの原因となるうつ病は交感神経α2受容体が活性化している状態になっていると言われています。

さらには、精神安定に寄与するセロトニンですが、セロトニン2A受容体が活性化してしまうと性機能障害や不眠などの症状を呈する事が分かっています。

つまり、ヨヒンビンはストレスなどによる精神的なものからくるEDに対しても効果が期待できるのです。

射精の促進

交感神経のα2受容体は、勃起だけではなく射精も抑制します。

よって、α2受容体をブロックするヨヒンビンは射精を促進する効果も期待できます。

実際に、膣内での射精障害の治療にヨヒンビンを応用する研究も進められています。

催淫効果

ヨヒンビンには、催淫効果もあると言われていますが、現時点では性欲を増強させる効果は明確には認められておらず、未解明の状態です。

参考URL:http://www.daito-p.co.jp/

参考URL:http://www.kanpoyaku-nakaya.com/

ヨヒンビンの摂取量と副作用

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ヨヒンビンは神経系に直接作用するため、副作用も強くなります。

特に摂取量については細心の注意が必要です。

ヨヒンビンの精力への効果は低用量で発揮され、その目安量は体重1kgあたり10~100μgと言われています。

体重1kgあたり1mg以上の過剰摂取をすると、交感神経のα2受容体のブロック効果は示さずに、逆に射精行動を抑制するように働く事が分かっています。

高用量の摂取では、効果が得られないどころか、

  • 頭痛
  • めまい
  • 病院受診が必要なほどの血圧の上昇
  • 心拍数の上昇
  • 神経過敏
  • 嘔吐
  • 震え

などの副作用を呈するようになります。

また、ヨヒンビンは医薬品に指定され、服用には医師による指導が必要とされているため、自己判断で摂取すると過剰摂取しなくとも上記の副作用を示すリスクがあります。

特に、

  • 狭心症
  • 精神疾患
  • 心臓病
  • 高血圧
  • 肝臓疾患
  • 腎臓疾患

をお持ちの方は注意する必要があります。

輸入品などでは、サプリメントとしてヨヒンベエキスやヨヒンビンが含有されている事もありますが、非常に危険であるため、必ず医薬品として販売されている物を医師の指示の元で服用するようにしてください。

まとめ

ヨヒンビンは、神経系に働きかける事で、高いED改善効果や射精促進効果を示します。

ですが、副作用のリスクも高いため、服用には細心の注意が必要です。

摂取を考えている方は、必ず病院を受診し、医師の指導の元で利用するようにしましょう。