ノコギリヤシって何?

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ノコギリヤシは、ヤシ科のハーブであり、北アメリカ大陸の固有種として、大西洋岸平野からメキシコ湾岸の低地にわたって自生しています。

薬効成分があるとして摂取されているのは、赤色を呈する果実の部位であり、ハーブとしてだけではなく、ノコギリヤシ油として燃料などにも用いられています。

日本では、サプリメントや健康食品として扱われていますが、ヨーロッパでは男性特有の病気である前立腺肥大症や前立腺炎に効果的である事が注目され、多くの国で医薬品として認定されています。

ノコギリヤシの実のエキスは、副作用も少ない事から、ヨーロッパ各国の泌尿器科から注目を集めています。
参考URL:http://www.wakasanohimitsu.jp/

ノコギリヤシに含まれる成分

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ノコギリヤシには、多くの脂肪酸が含有されています。

中でも、ノコギリヤシの健康効果を支える成分が、β-シトステロールです。

男性ホルモンであるテストステロンは、5α-リダクターゼと呼ばれる酵素によってDHT(ジヒドロテストステロン)に変換されてしまいます。

ジヒドロテストステロンは、男児の生殖器の発達に欠かす事のできないホルモンですが、加齢に伴って前立腺肥大や薄毛など男性にとって重大なトラブルを引き起こすようになります。

そのため、悪玉ホルモンとも呼ばれており、テストステロンが減少すればするほどジヒドロテストステロンへの変換は増加してしまうという厄介な性質を持っています。

つまり、前立腺肥大や薄毛などを改善・予防するためには、テストステロンのジヒドロテストステロンへの変換を防止する事が大切なのです。

ノコギリヤシに含有されているβ-シトステロールは、5α-リダクターゼの働きを阻害する事で、ジヒドロテストステロンの過度な生成を抑制する作用があるんですよ。

ノコギリヤシの効果

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ノコギリヤシの健康への効果は、ヨーロッパ諸国やアメリカにおいて活発に研究されており、特に中高年以降の男性の健康に対して有効であると報告されています。

以下にノコギリヤシの効果についてお伝えいたします。

前立腺肥大の予防・改善

前立腺とは、男性特有の生殖器であり、クルミほどの大きさをしています。

膀胱の真下に位置しており、中に尿道が通っているため、前立腺に問題が発生すると必然的に泌尿器系にも影響があります。

特に40才以降の男性では、前立腺が大きくなってしまう前立腺肥大が多くみられ、なんとその割合は60才以上の日本人男性で6割とも言われています。

つまり前立腺肥大は中高年の男性にとっては、避けては通れない道なのですが、ノコギリヤシには、この前立腺肥大の原因となるジヒドロテストステロンの生成を抑制する作用があるのです。

実際にノコギリヤシの前立腺肥大症への効果を確かめる研究が多数行われており、その効果が明らかになっています。

前立腺炎の予防

ノコギリヤシには、前立腺の炎症を促進する酵素を阻害する作用もあります。

その事から、若い男性に多くみられる前立腺炎の予防にも効果が期待できます。

瀕尿や残尿感などの改善

前立腺は膀胱の真下に位置し、中に尿道が通っているため、泌尿器に大きな影響を与えます。

特に前立腺炎や前立腺肥大が起こると、尿道が圧迫されてしまい、

  • 瀕尿や残尿感
  • 尿が出にくい

といった排尿障害を呈するようになります。

最悪の場合は、尿が出なくなってしまう危険もあります。

ノコギリヤシは、前立腺肥大や前立腺炎を予防・改善する効果があるため、これらに伴う排尿障害も改善する事ができます。

実際に、いくつもの研究により、ノコギリヤシの摂取によって排尿障害が改善された事が認められています。

発毛・育毛の促進

男性の大きな悩みの一つでもある薄毛や抜け毛ですが、これらの脱毛現象もジヒドロテストステロンが影響しています。

ノコギリヤシはジヒドロテストステロンの生成を抑制する事で、抜け毛を防止し、発毛や育毛に効果があると期待されています。

勃起力・性欲・精液の改善

前立腺は精力にも大きな影響を与えています。

前立腺はもともと精液の成分を分泌するという働きを持っており、前立腺炎や前立腺肥大によって前立腺の機能が低下すると、精液量が少なくなったり、精液の濃度が薄くなってしまいます。

また、前立腺肥大は勃起力にも影響し、EDの原因の一つに前立腺肥大が挙げられます。

ノコギリヤシは、前立腺肥大を予防・改善する効果が明らかとなっているため、前立腺肥大に伴う精液の質の低下やEDを改善する事ができます。

また、テストステロンがジヒドロテストステロンに変換されるのを阻害するため、結果的にテストステロンの量が増加して、性欲増進など、精力全体をアップさせる効果が期待できます。

参考URL:http://www2.kobayashi.co.jp/
参考URL:https://www.hama1-cl.jp/

ノコギリヤシの摂取と副作用

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ノコギリヤシの摂取目安量は様々な研究から1日あたり320mgとされており、効果を得るためには1ヶ月~3ヶ月の継続摂取が必要であると報告されています。

ノコギリヤシは作用が穏やかであり、副作用が少ない事でも注目されており、ハーブの中でも安全性が高いと言われています。

ですが、過剰摂取によるめまいや吐き気、便通異常などの副作用を引き起こす危険性もあるため、摂取量には注意が必要です。

また、ホルモンに影響を与えるため、妊婦や授乳中の女性、乳幼児の摂取は控える必要があります。

ドイツ連邦保健庁の薬用植物評価委員会では、ノコギリヤシは症状は緩和できても前立腺肥大の進行を完璧に食い止める事はできないため、前立腺がんを見落としてしまう危険性があるという見解を出しています。

そのため、ノコギリヤシを摂取する際は、定期的に検診を行う事をおすすめします。

まとめ

ノコギリヤシは、男性の大きな悩みである前立腺肥大と薄毛を改善しつつ、精力を増強してくれる効果を有しています。

同様の作用を示す亜鉛と摂取すると、より効果を高める事ができますよ。

男性としての自信を取り戻すのに有効な食材ですが、過剰摂取には注意し、摂取中は安全のためにも、定期検診を受けるようにしてください。