カフェインって何?

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カフェインは、皆さんご存知の通り、

  • コーヒー豆
  • 茶葉
  • カカオ

などに含有されている苦み成分の一つです。

コーヒーのロブスタ種に最も多く含まれており、カフェインという名前の由来もコーヒーからきています。

今では、精力剤や栄養剤などの覚醒作用を促すドリンクの成分として広まっていますが、昔は医薬品として喘息の治療に用いられていました。

現在においても、その優れた炎症抑制作用にスポットが当てられ、病気の予防に効果が期待されています。

参考:http://coffee.ajca.or.jp/

カフェインの働きと効果

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カフェインについては、生体内での働き方や効果などが様々な角度から研究が進められています。

現在報告されているカフェインの働きについては、主に次のようなものが挙げられます。

  • 末梢血管の血流量アップ
  • 頭痛の改善
  • むくみの予防・改善
  • ダイエット効果
  • 興奮作用
  • アルツハイマー病の予防
  • パーキンソン病の予防

それでは、それぞれの詳しい作用についてみていきましょう。

末梢血管の血流の増量

カフェインは末梢血管を拡張する作用があります。

血管が拡張する事で、血流量が増加し、手足の冷えを改善する事ができます。

さらに、勃起力についても、末梢血管が関係してくるため、適量のカフェインであればEDの改善にも効果が期待できます。

頭痛の改善

カフェインは末梢の血管は拡張しますが、脳の血管は収縮させる作用を持っています。

脳の血管が収縮する事で、血流から起因する頭痛を改善する事ができます。

しかし、過剰量の摂取においては、逆に頭痛を増強するので、注意が必要です。

むくみの予防・改善

カフェインは、腎臓の血管を拡張する作用があります。

腎血管が拡張する事で、腎臓のろ過機能が高まります。

さらに、カフェインには腎細管において水分の再取り込みを抑制し、排尿量を増加させる働きもあります。

この2つの作用によって、体の水分の排出が促進され、むくみを予防・改善する事ができます。

ダイエット効果

カフェインには、脂肪を分解する酵素であるリパーゼを活性化させる作用があります。

この作用によって体脂肪の分解を促進できます。

さらに、褐色脂肪細胞において、脂肪エネルギーを熱に変換して放出するという働きも示します。

これらの事より、カフェインの摂取で脂肪の蓄積を抑制しつつ、脂肪の燃焼を促進できるため、ダイエットに効果が期待できます。

興奮作用

カフェインは、交感神経を刺激し、体を興奮状態にさせる作用があります。

適量であれば興奮剤として機能しますが、カフェインの過剰な摂取は交感神経の異常な活性化に繋がり、血行不良や筋肉の緊張を高めてしまいます。

さらに、カフェインは、睡眠促進神経伝達物質の働きを拮抗的に阻害する作用を有しています。

この働きによって睡眠を抑制して脳を活性化させる事が可能ですが、過剰量になると不眠を助長してしまいます。

アルツハイマーの予防

脳にアミロイドベータという物質が蓄積されると脳神経細胞が死滅し、アルツハイマー病のリスクが高まります。

カフェインは、アミロイドベータを生成する酵素を阻害する事で、アルツハイマー病の予防に効果を発揮します。

パーキンソン病の予防

脳にアデノシンという物質が蓄積されると脳神経が壊され、パーキンソン病が発症してしまいます。

カフェインには、アデノシンの毒性を低減させ、パーキンソン病リスクを低下させる効果もあります。

カフェインの副作用

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カフェインは、適量の摂取では様々な健康効果を人体にもたらしますが、摂取量が多くなると逆に人体に害を及ぼすようになります。

厄介な事にカフェインへの感受性は人によって異なるため、少量の摂取でもめまいや動悸、震え、下痢、吐き気などの副作用が起こる場合もあります。

カフェインは摂取後約30分で脳にまで達し、4~6時間程度で代謝されて血中濃度が半分にまで低下します。

つまり、カフェインを連続的に摂取すると、体内に蓄積し、害を及ぼすようになるので注意しなければなりません。

カフェインの摂取目安量は、コーヒーで換算すると1日あたり3~4杯程度(180~240mg)となります。

250mg以上の摂取で睡眠の質が低下するなどの悪影響が出始めます。

精力への影響

適度な量のカフェインは、興奮を後押しし、勃起力を高めますが、量が多くなると逆に精力に悪影響を与えます。

カフェインは自律神経を活性化させるため、過剰量の摂取で血管が収縮してEDを引き起こしてしまいます。

さらにカフェインは亜鉛と結び付き、体外へと排出してしまう作用を有します。

セックスミネラルである亜鉛が不足する事で、精力全体が減退してしまう恐れがあります。

まさにカフェインの精力への効果は表裏一体と言えるのです。

妊婦や胎児への影響

カフェインの摂取で注意が必要なのが、妊婦です。

妊婦は代謝がゆっくりとなるため、カフェインが蓄積しやすくなります。

さらにカフェインは母体を通して胎児へと移行する事が明らかとなっています。

1日あたり300mg以上の摂取で妊娠する確率が17%減少し、さらに流産リスクが2倍になると報告されています。

また、胎児はカフェインを代謝する事ができないため、無事に出産できても乳幼児突然死症候群のリスクが高まってしまうとも言われています。

カフェインを多く含む食品

カフェインは健康に有効な反面、量を間違えると副作用も大きくなってしまいます。

カフェインは日常的に飲む飲み物にも含有されているため、含有量をしっかり理解して、過剰摂取にならないように配慮する必要があります。

飲み物100mlあたりのカフェイン量は次の通りとなります。

  • コーヒー 約60mg
  • 缶コーヒー(1本あたりの量) 100~150mg
  • 紅茶 約30mg
  • 玉露 約160mg
  • ピュアココア 約10mg
  • コーラ 10~19mg

玉露や缶コーヒーには想像以上にカフェインが含まれているため、注意しましょう。

まとめ

カフェインは適量であれば、健康や精力に効果を示しますが、「中毒性がある事」「人によって感受性が違う事」を考慮すると、安全と言われる量でも注意する必要があります。

特に精力増進に欠かせない亜鉛の吸収を阻害する働きがあるため、持続的に精力をアップさせたい方にはあまりおすすめする事はできません。