カイアポ芋って何?

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カイアポ芋とは、中南米を原産地とするサツマイモの仲間です。

名称が複数存在し、南米白イモ白甘藷(しろかんしょ)、シモン芋とも呼ばれます。

食歴は非常に長く、インカ帝国の時代から傷の治療や滋養強壮薬として重宝されてきました。

現在では、日本でも栽培されているのですが、朝鮮人参と同じく、栽培している土地の栄養素を根こそぎ吸い取ってしまうため、「ブラジルの朝鮮人参」という異名を持っています。

カイアポ芋に含まれる成分とその働き

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カイアポ芋は、土地の栄養を全て吸い取ってしまい、その栄養素を植物内に溜め込んでいます。

そのため、健康食と言われているサツマイモと比較しても圧倒的な栄養素の量と種類を誇ります。

特に注目すべきは、酸可溶性糖タンパクと呼ばれる成分で、この成分は医療現場においてもその効果にスポットが当てられています。

それでは、カイアポ芋に含まれる成分とその働きについて詳しく見ていきましょう。

酸可溶性糖タンパク(CAF)

酸可溶性糖タンパクは、CAFと呼ばれ、インスリンの分泌を促進し、高い血糖値を改善する作用があります。

この作用によって、糖尿病患者の血糖値を下げたり、血液中の中性脂肪の量を低下させる効果が期待できます。

クロロゲン酸

クロロゲン酸は、ポリフェノールの一種であり、強力な抗酸化作用を有します。

カイアポ芋だけではなく、コーヒーに含有される事で有名な成分です。

クロロゲン酸は、抗酸化作用だけではなく、中性脂肪の蓄積を抑制したり、体内で糖を合成する反応である糖新生を抑制する事で、動脈硬化や糖尿病を予防する働きがあります。

レシチン

カイアポ芋に含有されているレシチンという物質は、細胞膜や細胞の核に存在する成分であり、必要な栄養や酸素を細胞内に取り込んだり、不要物や老廃物を細胞外に排出する働きを担っています。

つまり、レシチンは、細胞が正常に機能するためになくてはならない成分なのです。

さらに、レシチンは水と油を馴染ませる重要な作用を有しており、この作用によって血管内をキレイに掃除し、血行を改善する働きがあります。

その他にも、神経細胞の活性化やコレステロール値の低下、精力の向上に効果を発揮します。

ヤラピン

ヤラピンは、芋類を切った時に出てくる白い液体です。

ヤラピンには、腸の動きを活性化させたり、便を柔らかくする作用があり、便を出やすくさせる働きを持っています。

ビタミン・ミネラル類

カイアポ芋には、ビタミンやミネラル類もたっぷりと含有されています。

特に以下の成分を豊富に含んでいます。

  • カリウム
  • βカロチン(ビタミンAの前駆体)
  • ビタミンC
  • ビタミンE
  • ビタミンK

カリウムは高血圧の原因となるナトリウムを体外に排出する働きがあります。

また、ビタミンACEは抗酸化ビタミンとして体の老化防止などに寄与し、ビタミンKはカルシウムを骨に結合させる事で丈夫な骨の形成に効果を果たします。

カイアポ芋の効果

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カイアポ芋は、特に血糖値や血中脂質低減に高い効果を果たすとともに、活性酸素を除去する作用によって、若々しさの維持に貢献します。

精力への効果は期待できますが、直接的な作用ではなく、主要な健康効果に付随する形で得られるため、即効性は期待できないでしょう。

カイアポ芋の効果は以下の通りとなります。

糖尿病の予防・改善

カイアポ芋には、高血糖値を改善する酸可溶性糖タンパクやクロロゲン酸が含有されています。

この事から、特に糖尿病患者に有効性があると医療現場においても注目されています。

実際に、人を対象にした研究によって、長期的な血糖の状態を評価し糖尿病診断において重要な指標となるヘモグロビンA1cの値を改善する効果が認められています。

生活習慣病の予防

カイアポ芋には、抗酸化物質や血糖値・血中脂質の量を低下させる物質が多数含有されています。

そのため、生活習慣病の温床となるメタボリックシンドロームを予防し、高血圧や動脈硬化などを予防・改善する効果があります。

血流量の増大

カイアポ芋には、酸可溶性糖タンパクやクロロゲン酸のように血液のドロドロ原因となる血糖や脂質を低減させる物質が含まれています。

また、血管の劣化を防止する抗酸化ビタミンや血管を拡張するビタミンE、血管を掃除し血行をよくするレシチンが含有されているため、勃起に必要な血流を増加させる効果が期待できます。

便秘の解消

カイアポ芋には、食物繊維や腸の運動を活性化させるヤラピンが含有されています。

そのため、便秘を解消して、腸内の環境を改善する効果があります。

老化防止

クロロゲン酸やビタミンACEなどカイアポ芋には、抗酸化力の高い物質が多数含まれています。

また、レシチンには細胞の機能を正常に保ち、神経細胞を活性化させる作用があります。

そのため、カイアポ芋の摂取によって、体の老化防止や精子の質の向上が期待できます。

精力の向上

カイアポ芋に含有されているレシチンには、精力減退を回復させる効果があります。

それ以外にも、血流改善によって勃起力の向上が期待でき、抗酸化力によって精子の質の向上が見込めます。

カイアポ芋は間接的にですが、総合的に精力を向上させる効果があるのです。

参考サイト

http://medical.nikkeibp.co.jp/
http://www.wakasanohimitsu.jp/

カイアポ芋の摂取方法と副作用

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カイアポ芋は基本的にサツマイモと同様に考えて大丈夫です。

食歴も長いため、多めに摂取しても重篤な副作用を心配する必要はありません。

ただ、サツマイモと同様に、たくさん食べるとおならが出てしまうので、気をつけましょう。

また、カイアポ芋の重要な栄養素は皮周辺に多く含有されているため、皮を剥かずによく洗ってから食べるようにしましょう。

まとめ

カイアポ芋には直接的に精力をあげる成分は含有されていません。

しかし、生活習慣病をケアしながら、間接的に精力を底上げする事は可能です。

血糖値や血中脂質の高さに悩んでいる方は、試す価値のある食材でしょう。